ワカシ
ワカシ
帆立
ホタテ

帆立

今日は初めに鰤の話題あれこれから始めましょう。
名前と言うものは色々な想いや形、姿から来ています。
例えば・・・
両親が健康一番な子供に育ちますように『健一』と名づけたり

正しい人に育ちますように『正人』
純粋な子供に成ります様に『純』とか・・・

たまに期待に沿わない場合もありますが色々な想いが込められている筈です。..

鰤は魚へんに師と書きます。

漢字の旧暦の師走に最高の味になるところからきているのだと思います。

又、関西では『歳とり魚』と呼んで、寒鰤は新巻以上に人気があり需要も高かったそうです
富山湾の寒鰤は『能登鰤』と呼ばれ日本一との定評があります。
北の海で雷を伴った雪風の嵐、
俗に言う『ぶりお越し』が吹き驚いた鰤が富山湾に逃げ込んでくるそうです
能登鰤は昔々『一斗鰤』と言われ一尾の鰤の値段が米一斗と同じだったそうです。

能登鰤は人の背中に背負われて信州に到着すると何故か『飛騨鰤』に変わり
『一斗鰤』から『一俵鰤』に昇格します。
 今でも一尾のプライスが米一俵とほぼ同じだそうです


地方色の習慣にも良く馴染みがあり又その地方で風習は異なるが面白い習慣もあり九州地方では嫁鰤と言い、結婚した年の年末に嫁いだ先の両親から嫁の実家に鰤を送る習慣があり、又富山県では嫁側が嫁ぎ先に鰤を贈ります。
反対ですね そしてお返しはその鰤の半身を渡すのが昔からの慣わしです。

さてさて前ふりが長くなり過ぎましたが最近は養殖物のハマチ等の台頭で天然物が中々手に入らなくなってきましたが今回の入荷品は鰤と言うにはサイズが少し小さいのでワラサでの入荷になりました。
しかしサイズも全長
95cmで目方が5kgオーバーの極上物

三枚に下してカルパッチョ、マリネ、ムニエル、ポアレ・・・・・美味しいです。
頭と鎌だけは自宅に持ちかえり、煮付け、塩焼き、大根と炊き合せて食べました。

ちなみに出世魚ですが関東と関西では呼び名が若干違います


関西ではツバス〜ハマチ〜メジロ〜ブリ

関東ではワカシ〜イナダ〜ワラサ〜ブリ


この貝も中々人気があると言うか、とにかくメジャーだと思います
鮑、栄螺、赤貝、北寄貝、蛤、浅蜊 etc
貝類の中でも人気のランキング上位に入ると思う

『帆立貝』・・・・・・・
老若男女に人気で嫌いな人はあまりいないのでは?

中には苦手と言う人もいますが得てして
苦手な人は貝類全般が苦手だと言う確立が高いです。産地は様々で北海道、青森、三陸などがメジャーです。そんな訳で人により何処どこ産のものが良いと皆いいますが私的にはやはり三陸産が良いと思っています。
しかしです。他の産地より優れている(『美味しい』)と言う訳ではなく生まれ故郷の帆立貝が望郷を誘う訳です。
最近は冷凍品も含めて通年市場に出回りますが、やはりフレッシュで入荷した時、貝殻を開ける時、『パック』と貝殻を閉じた時が一番おいしそうに感じます。
左右の殻を開閉させて海中を動く時の姿が、船に帆を張っている形に似ていることから『帆立て貝』と付いたと言う説が、有りますが実際には泳ぐ時の姿は帆掛け舟の様ではなく生の帆立貝を焼いた時に貝柱が切れた姿が『帆掛け舟』に似ているからと言う説もあります。料理に関しても焼いたり蒸したり生で食したりと様々なバリエーションに対応出来る食材です

それこそ料理人のイメージで如何様にも料理できる筈です

帆立貝を料理する時


に成れる様に頑張ります


ちなみにオーストラリア産の帆立貝はありませんので、

あしからず


20060613日火曜日に文面を書きました
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